カテゴリ
以前の記事
画像一覧
ブログパーツ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ブログジャンル
|
ここ1年くらい、「#一日一独」と称して
twitterでほぼ毎日、少しずつドイツの風景などをアップしています。 今年1月は、クリスマスまでの桜が咲くほどの暖冬から一気に20度近くも気温が下がって、毎日雪の写真をアップしていました。空が恐ろしいほどに晴れ渡ってキーンと冷えた日々が続き、頭頂の毛穴から冷気がキリキリ入ってきて頭痛がするほどの寒さが続きました。 ![]() Licht aus der DDR.. 東ドイツ時代の街灯はいまもけっこう残っているので、上空から見ると東と西で夜景の色合いが違うらしい。東ベルリンの夕景。 …… ベルリンの壁の近くに住んでいるので毎日のように東と西を行き来します。壁公園をこえると、一気に建物の様式や街の光すらも変わるのが面白い。 ![]() マイナス12度、快晴!博物館島の一角が真白に。今年のファッションウィークは、指や耳がちぎれるかと思うくらい寒かった……。 ピンヒールで頑張ってる観客ももちろんいましたが、道がツルツルに凍っていたのでスニーカーが多かったかな。 ![]() Frau Holle macht Urlaub! ホレおばさんも雪を作り終えたよう。ベルリンで最もよく見かける「落とし物」の一つ、マットレスも、今日はうっすら雪化粧。 ベルリンの「落とし物」はいつみても衝撃です(笑) ![]() 昨春生まれのうちの猫にとっては、初めて見る雪!興味津々です!
#
by berlinbaubau
| 2016-02-04 03:03
| 雑談
今年も、いよいよベルリン映画祭が始まりますね〜!
2016年、第66回ベルリン国際映画祭は、2月11日から21日にかけて開催。 毎年、ドイツ映画と日本映画を中心に見ているのですが、 なんと言っても、今年チェックしたい日本映画といえば! フォーラム部門のスペシャル・スクリーニング!! 「8mmマッドネス/パンク年からの日本インディーズ映画」 1977年から1990年までの映画の中から厳選11作品一挙公開です! 園子温監督が22歳で撮った「俺は園子温だ!」 「男の花道」 (ああ、わけもわからずいい感じ……) 塚本晋也監督の「電柱小僧の冒険」(塚本監督作は「野火」が来るかな〜と思っていたので残念・涙) 石井聰亙(石井岳龍)監督の「1/880000の孤独」 山本政志監督の「聖テロリズム」 諏訪敦彦監督の 「はなされるGANG」 「ウォーターボーイズ」矢口史靖監督の「雨女」 平野勝之監督の、「愛の街角2丁目3番地」(一瞬誰かな?と思ったのですが「監督失格」の監督でしたね!大友克洋のマンガが原作、詳細見る限り面白そう☆) 手塚眞監督の 「UNK」「HIGH-SCHOOL-TERROR(短編)」 これ知らない、見たことない!というような8ミリ作品そろい踏み。 どれも気になる……のですが、とりあえずベルリンのレンタルDVD屋さんや図書館でも実はけっこう日本のインディー作品が見つかるので(園子温監督や塚本晋也監督の作品はちらほら見つかります)、見られないものを探ってチェックしたいと思います〜! また気になっているのが若手監督作、初監督作などを紹介するフォーラム部門に選ばれている、杉本大地監督の「あるみち」。 2015年のPFFグランプリを受賞、造形大学にまだ在学中の22歳、長編映画の監督として史上最年少だそうですが、あらすじや監督のプロフィール(好きな映画とか)見る限り、面白そうな予感が!これは是非とも見たい! そして、ベルリナーレ・スペシャル(特別部門)では 黒沢清監督の「クリーピー」が上映されます! そして、パノラマ部門では、ウェイン・ワン監督の「女が眠る時」。 これも日本に先駆けてのワールドプレミア上映。 どちらにも出演されているのが、西島秀俊さんです!ベルリンに来られるのでしょうかね!?楽しみです。 そしてフォーラム部門には、なんと桃井かおりさんの映画監督作品も入っています。 「火Hee」。 芥川賞作家の中村文則原作作品の映画化だそうですが、監督は2007年の「無花果の顔」以来でしょうか? 「無花果の顔」はいまだに山田花子さんのシーンをよく覚えています。 女性監督=女性を描くことが上手、は絶対ではないと思っていますが 前作を見る限り人と人の不思議な距離感を捉え表現する、独特の目を持っている方だと思います。 原作のあらすじを読むと、これが桃井監督の手になるとどんな作品に仕上がっているのか…… とても気になります! そして、短編映画には泉原昭人さんの「Vita Lakamaya」。 2012年にも「LI.LI.TA.AL」がベルリン映画祭に招待されている映像作家さんです。未見。 あ〜、今年も悩ましいラインナップです! コンペ作品にはドイツの作品は「24 Wochen」1作品しか選ばれていませんが ほかの部門にも見たいドイツ映画や今回の映画祭で重点を置かれているアラブ圏映画など、いっぱいあって…… またパズルのように時間割を考えつつプログラムとにらめっこする日々が来そうです。 映画祭レポートは、instagram(@yg_berlinale ) twitterでは、kawachi_berlin (@berlinbau) などでライブでお知らせします☆☆☆ ご興味ある方、ぜひ! #
by berlinbaubau
| 2016-01-29 01:40
| 映画、だいたいドイツ
新年早々、ドイツ中を震撼させるようなニュースが飛び込んできました。
ケルン中央駅で、大晦日に何十人という女性が「アラブか北アフリカらしき外見の外国人」1000人以上によりセクシャルハラスメントを受けたというのです。 (1月4日〜の報道の論調。この時点で被害届があったのは80人〜) 1月17日現在、被害届は676件。(半数がなんらかのセクシャルハラスメント:出典FAZ) この事件の第一報を耳にした時、まず私が思ったのは 「ああ、悪いタイミングだ」ということでした。 案の定、この後の極右(といっても問題はないでしょう)ペギーダ(PEGIDA:西洋のイスラム化に反対する欧州愛国主義者)のデモは過激さを増しています。 ![]() ライプツィヒ市内でのペギーダデモで殴られたというMDRテレビの女性レポーターが、 その殴った相手が50代くらいの眼鏡をかけた白髪の普通のおばさんだったこと、さらに「帰れ、横になってスカートの下を触られればいいや」と罵倒されたという話は、どんなに悔しかった、ショックだったろうかと思いました。ペギーダは新聞やテレビといったメディアはすべて「嘘つきプレス」としていますから、プレスへの反感は大きいのです。 難民受け入れ問題の対応については、 以前までは1年以上の禁固刑〜だったのを、執行猶予の有無などに関わらず自由刑の場合は早期国外追放へと厳しくなり「犯罪を犯した難民は訴訟なしで強制送還すべき(CSU)」などの意見が続々と出て来ています。 …… 「ハンブルクやシュトゥットガルトなどでも似たような事件が起こっていた」(ハンブルクでは大晦日同様の事件が起こっていて現在までに195件の被害届がでている。シュトゥットガルトも同様。被害届は31件) 「難民のパスが落ちていた」(?) 「携帯電話が難民収容所のものだった」(?) 「アラブ語とドイツ語で書いた脅迫言葉のメモが出て来た」(この「証拠品」、この後話題にならないけど何だったのだろうか?アラブ人がわざわざドイツ語のセクハラ用語を勉強した?なんのために?よくわからない?) 「ケルン警察本部長(Polizeipräsident)辞職」 ケルン中央駅の事件に関して、次々と新しい“情報”は出て来るのですが、結局その正否や事件の背景、全貌は見えてこない状況がいまも続いています。 今日は、Bild紙が デュッセルドルフの北アフリカ人地区での警察の手入れにより、40人の逮捕者があったと伝えています。 →40 Festnahmen bei Gross-Razzia in Duesseldorf 主にスリやドラッグ販売などの容疑での逮捕で うち38人が不法滞在の容疑を認めているそうです。 これがケルンの事件の全容解明につながるかどうかは謎ですが、、 時を同じくして、モロッコとアルジェリアは「sichere Herkunftsländer(シリアのような、いま現在争乱が続く国と違って、帰っても安全な国を指す)」としてここからの亡命申請者に対して、早期の送還が行われる事が決まったようです。 ![]() 今年は3月、7月、そしてちょうど12月半ばにもケルンに出張していて、中央駅を何度も往復していたのですが いつもより外国人が多いな〜という印象はありました。(この場合「外国人」と私が感じたのは黒人の人たち) 難民が次々到着していると報道されているわりにベルリン中央駅では外国人が増えているという感じにも見えなかったので、特に印象に残ったんですね。切符を買おうとしてお財布を出そうとしたら寄って来られたので、ちょっと身構えましたが、まあドイツの大都市の中央駅というのはどこも治安がよくないので……。 今回の事件の流れで、何が怖いかというと 「●●人からドイツ人女性を守れ」→強いては外国人出てけ(俺たちの血を汚すな)という人が増えること。実際ペギーダ関連、活動が活発化しているネオナチ、フーリガンたちは急にこういう主張をし始めました。 そして「外国人=犯罪者、犯罪を犯しやすい人たち」と考えられてしまうこと。 その一個人の文化や教育背景や歴史を見るのではなくて、この国のやつらは全部悪い、といような見方が増えてくるといやだなあと。 性的暴力に関しては、どの国の人であろうが、本当に恐ろしいと思います。 大晦日の話でレイプとされたのは1件?少ないと言えば少ないけれど、大勢に囲まれて触られたとしたらそれだけで本当に怖かっただろうと。実際、私も2001年に、平日最終便の地下鉄で3人くらいの若者に囲まれ、絡まれたことがあり、やっぱり恐ろしくて、その後はできるだけ電車の先頭に乗るようにしていました。(先頭には運転手さんが居るので急場の場合にはドアを叩けば助けてもらえるから) 2月には、ケルンやその周辺ではカーニバルという一大イベントがあり、人々が街にあふれることが予想されるということもあって速急な事実究明と犯人逮捕にやっきになっていますが…どうなるのでしょうか。 …… 事実関係がよくわからないということもあって、この事件に関しては私もまだ頭がごちゃごちゃで考えがまったくまとまってません。 でも、イスラムの国が文化歴史的に女性蔑視の傾向があるからといって「イスラムの人たち=性犯罪者予備軍」みたいに言われたら、やはりそれは違うのでは?と反論したい。そういう傾向があったとしても、一概には言えないと思うのです。 あと外国人、難民の犯罪が起こる背景は、難民は労働許可がなかなかもらえないため正規労働につきにくいということもあったり(昨年、滞在許可か容認が出た人に関しては、職業教育までの待ち時間が、以前の12か月〜から3か月に短縮されたようですが。言葉の問題などハードルはまだまだ高い)、複雑なのです。 難しいのは、難民受け入れという「制度」とか「基準」を作ろうとすると、数多い「難民」や「移民」ひとりひとりを見ていくわけにはいかないので、何でもかんでもひとくくりにされちゃうということでしょうか。 それでも他のヨーロッパに比べて、外国人や外国の文化に対してドイツはオープンだと思います。 自分の15年間をふりかえっても、ほとんど「外国人だから」嫌な目にあったことは数えるほどしかない…のはベルリンだからだろうか?(ベルリンは誰もに公平にぶっきらぼうかつ適当!笑えない!) その点だけは変わって欲しくないと切に願っています。 #
by berlinbaubau
| 2016-01-18 07:25
| ドイツのこと
遅ればせながら、みなさま明けましておめでとうございます!
毎度ですが、更新が遅くてスミマセン。 2015年は考えることも多く、インプットは大量だったにも関わらずアウトプットが出来てないな〜と反省することしかりでした。しかし驚くようないい出会い、いい機会を与えて頂いたりした年でもあり、ちゃんと今年につなげていきたいなあと思います。 twitterで「一日一独」と称してドイツ各地(時々他の国)の話などを日記的にアップしています。 140文字と短い中でまとめるのは無駄を切り捨られて良い部分と、語りきれないごちゃごちゃしたことが省かれてしまうさみしさの両方がありますね。 いつかはサーバー上から消えてしまうのでしょうから1か月ごとくらいに、写真をまとめて置こうかなと思います。 ![]() 閑話休題。 2015年を振り返ってみて。 今年一番のニュースはなんといっても家族が増えたこと! 7月、つにうちに猫がやってきた、ヤァ!ヤァ!ヤァ! ![]() 詳細はYoung Germany「ドイツ猫ライフのススメ!」に書かせて頂いたのですが、いや〜猫、大変!でもかわいい〜!やんちゃで甘えん坊、怒っても怒ってもくじけない(気にしない)気のいい猫に育ちました。ほっ。 今年はまさかの、スポーツも始めました。 運動を全くしない生活を20年近くやってきて、ついに昨年からスローランニングをスタート。 出張するたびに各地を走ってみたのですが、今のところ一番走りやすかったのがカールスルーエ。 緑が多いのもさることながら、300年前に作られた計画都市、宮殿から続くまっすぐな道はとっても走りやすい!バンベルクのレグニッツ川沿いも爽やかで良かったんですが、対岸に渡る道が少なくて焦りました。 ミュンヘンの英国庭園では、朝サーファーに混じって一息ついたりして。 ![]() 今年見た中で最も面白かった映画は、 なんといっても「Victoria」!ベルリンのいま、の空気感がびしびし伝わってくる、ノーカットワンテイク映画です! 今年読んだ中で面白かった漫画は 「波よ聞いてくれ」1巻 沙村広明、ラジオの話。以前も女子高生2人のギャグ風刺漫画書いてましたが、あの神経質そうな描線がこのマシンガントークと相まって、ぐいぐい読ませます! 「たそがれたかこ」1〜6巻 そういえばこれにもラジオが出てきますね。コイバナもいよいよ佳境(?)たかこさんのゆらゆらゆれる不安感、がすごくリアル。 「花井沢町公民館便り」1巻 未来の日本のような?ヤマシタトモコ、この世界観がすごい。異常な状況のふつうな日常、じわじわと不穏な空気。 「子供はわかってあげない」 田島列島 個人的にはここ数年の中で最も面白かった!ことばでは説明できない、もうこの漫画を読んで下さい!というしかない良さ。 「弟の夫」1巻 田亀源五郎 上記とは対照的に、筋立て(というかタイトル)から、この漫画の興味深い部分がわかりやすく説明できる。音読した時のタイトルが美しい!「弟の夫」おとうとのおっと。 …… そして、ショックな出来事もありました。 2015年は110万人以上の難民がドイツに助けをもとめてやってきました。この受け入れはドイツ全体をゆるがし、いまも各地が対応に追われています。その数の多さもあって難民受け入れに反対する人たちも増え、ドイツ全体が右傾化している、、、と報道されています。 でも、私はベルリンに居ることもあって「いや、そんなこと言っても2000年代初頭や90年代に比べれば、全然危険なんて感じないしースキンヘッドも最近全然見ないし」って思ってたんです。そもそも自分の周りにいる友だち、そしてこれまで自分が出会ってきたドイツの人たちは多少?な発言があったとしても、根本に悪気はないと信じられたからです。 しかし。 ドレスデン出張時。日本人の方と話していたところ いきなり「外国人、帰れ!ドイツを食い物にする奴らめ!」と罵倒されたんですね。後ろから言われたので、はっ?聞き違い?と思って振りかえったら「ドイツにいるならドイツ語喋れ!」と追い打ち。 「はあ?聞こえてますけど?!」などとドイツ語で言い返したら、ちょっとひるんで、でもものすごい憎しみにあふれた顔で唾を吐き、睨みつけられて…… 次の日に乗ったタクシーの運転手さんがまたもー信じられないような差別発言を繰り返し、最後に「でもあんたたちは良いんだよ。東ドイツ時代も、ベトナム人は信用できた」って(笑)……そもそも、あんたに“良い”なんて許されたくないし!と。「そもそも、誰がタクシー代払ってると思ってるんだ!」喉もとまででかかった言葉をぐっと飲み込み。 すっかり意気消沈。 なんといっても暴言を吐いた彼らが、スキンヘッドの若者とかではなく、本当にその辺の年金もらってそうなおじいちゃんだったり普通のおじちゃんだったりするのが、辛かったです。 まだ、この件に関しては色んな気持ちが渦巻いていますが、 またぼちぼちと書いていきたいと思います。 そんなわけで! 皆さま、あらためて本年もどうぞよろしくお願いいたします! ![]() おせちを頂きつつ、仕事復帰したいと思います〜! #
by berlinbaubau
| 2016-01-02 09:20
| 雑談
Nur noch 5 Tagen bis zum Anstich!
今週土曜日、9月19日から、またオクトーバーフェストが始まります! ![]() ミュンヘン中央駅に、毎日何千人という難民を乗せた列車が到着している中、通常通りにスタートできるのか? と書いている記事もありましたが…… 実際、毎年600万人以上が訪れるオクトーバーフェストは、公共交通での来場を推奨しており、来場者は中央駅周りで、最寄りのTheresienwiese駅へとやってきます。ミュンヘンに向かう鉄道もこの期間は増え、特別列車が走ります。夜になれば酔っぱらった人たちがフェスティバルテントを離れて町にあふれるわけで、衝突を避けるため、例年フェストの間は通常より警戒を厳しくしています。今年はそれをさらに強化して、人の流れを調整したり、色々やってるみたいです。 ミュンヘン人曰く「今年からマースクルッグMasskrug(1リットルジョッキ)が10ユーロ以上になる」というのも大きな話題となっているとか。 いままでは、9、●●となっていて、お客はウェイターやウェイトレスへのチップも含めてお札で 払いやすかったそうです。でも今年からはチップがもらい難くなるのでは……と。 ホーフブロイハウスで働いている人に聞いたところでは、 オクトーバーフェストの期間だけで普通の半年以上くらいのチップを稼げるそうで 普段の店での仕事を休んで、フェストのアルバイトをするウェイター&ウェイトレスさんも多いそう。 小さな村から、村全体で毎年出稼ぎに来る人たちもけっこういるとか。 あの重い1リットル入りのビアジョッキを10個とか持っているのを見ると確かにチップを弾みたくなりますよね!!! 両手で1リットルジョッキ10個……。 このガラス製ジョッキはマースは空の状態で1300g、プラスビールが1リットルで2300g。 つまり23kgもの重さなのです! しかも23kgの塊だったら持てるかもしれませんが、すべりやすい10個のジョッキ! 私はコツを教えられても、2個以上は無理でした。指がぷるぷるしてしまいます。 オクトーバーフェストでは、このマースクルッグと鶏の丸焼き半羽が飛ぶように売れます。 「A Mass und a hoibads Hendl」と注文します。 ブレーツェルはBrezn。ちょっとずつ違います。 オクトーバーフェストではバイエルンの民族衣装を着ている人が多いですよね。 民族衣装や色々なアクセサリーなどは、ベルリンでは耳慣れない単語ばかりで ???それ何?状態です。 女性(Madl/標準ドイツ語ではMädchen)が着ているのはディアンドゥルDirndl。 エプロンみたいなのをスカートの上に来ていますが、このリボン(Dirndl-Schleife)の結び方が重要。 前の真ん中で結ぶと「Jungfrau 処女」 後ろの真ん中は「Witwe 寡婦」 前の右は「In festen Händen 彼氏がいる」 前の左なら「noch zu haben 募集中」…… 参照:GEO誌 知らないと大変なことになりそう(?)です。 男性(Buam/標準ドイツ語ではJunge)は革の半パンツ、レーダーホーゼ Lederhose 皮は伝統的には仕事着なので丈夫な鹿革が使われていたそうですが、安い物は豚革。基本的に洗わないそうです……。 レザーパンツのベルトの下にじゃらじゃらチェーンをぶら下げていますが、これはシャリヴァリ Charivariと呼ばれ、様々な狩猟に関するチャームがぶら下がってます。 例えば鹿の奥歯とか鹿の角、猛禽類の爪、とか。Wikipediaで見たら、キツネの鼻面を中心に置くのが定番とあります。半貴石や古いコインをぶら下げている人もいますね。 → Charivari in Wikipedia パンツから出ている生足には、ソックスをはいてるんですが ハイソックスのほかに、たまにふくらはぎだけを隠す短いソックス?を履いている人も見かけます。 コレはロフェルLoferl。 毛糸が貴重品だった時代に、ふくらはぎを暖めれば足全体が暖まるため、広まったものだとか。 レッグウォーマー的なものなのですね。 これは色んな色の組み合わせや編み込み模様があって、それによってどこの地方出身なのかがわかるんだとか!定番は生成りにダークグリーンなのですが、青などもあり。 おじさんとかが、チロルハットみたいな帽子にふわふわしたものを付けていますが、 これはカモシカの髭、ガムスバート(バイエルン語ではガムスボアト Gamsboart) →Gamsboart in boarischer Wikipedia 各地の狩猟グループだの、山だのの紋章がついたピンズを大量にさしてます。 ちなみに、バイエルン語のウィキboarische Wikipediaもあり♪ 面白い……けど口に出して読まないとまったくわかりません…… ベルリン語のウィキペディアはないので、さすがバイエルンだなあと(?) ではでは、皆さん、プロースト!乾杯! oans ged oiwei no! (Ein Bier geht immer noch!) ![]() #
by berlinbaubau
| 2015-09-14 07:45
| ドイツ語メモ
|
ファン申請 |
||