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世界三大映画祭の1つに数えられるベルリナーレ、ことベルリン国際映画祭ですが、
カンヌ、ヴェネチアに比べてお祭りそのものに派手派手しさがなく、映画のセレクトも渋好み、メッセージ性が強い、政治的なものが選ばれるという印象が強いです。 いわゆる「ブロックバスター映画」も少なめですが、 宣伝費も制作費もたっぷりかけて、有名どころの俳優さんをずら〜り集めて、という映画は映画祭で見なくても、すぐ映画館にやってきますので、個人的には、長い間行列に並んで高いチケットを買ってまで映画祭で見る必要性、はあまり感じません。 もちろん、多くの上演で主演俳優や監督さんが世界中からやってきますので、そういう楽しみはありますけれども☆ というわけで、 今年の映画祭も渋めのドイツ映画を中心に見ていきたいと思っています。 まず、大好きなアンドレアス・ドレーゼン監督の新作 「Als wir träumten」 2月26日からドイツ国内での公開が決まってはいますが、やはり見逃せない……。 舞台はライプツィヒ郊外、 ベルリンの壁が崩壊し、DDRという国は無くなった、でも自分たちは残った。 あらゆる夢が叶う(ように見えた)時、17歳だったダニ、マーク、リコ、ピットブルとパウルの5人の姿と、ベルリンの壁崩壊と東西統一後の風景を追っていきます。 これは、Clemens Meyerが2006年に出版した小説「Als wir träumten」が原作。 「この小説は、エネルギッシュで、暗くてアナーキーで悪意がある、でも暖かくて繊細。難攻不落で一見無秩序な構造を持っているようでありながら、それがまさに、この物語の時代にふさわしい。ドイツの本としてはとても普通じゃない、アメリカ文学や風俗映画を思い起こさせたんです」 Berliner-Zeitung のインタビューより。 いい小説、漫画=いい映画になるとは限らないわけで、ここがドレーゼン監督の腕の見せどころ。脚本は現在83歳のWolfgang Kohlhaaseに依頼していますが、原作者のMeyerは37歳、ドレーゼン監督51歳、Kohlhaase83歳という年の差についてZEITMagazinのインタビューで尋ねられて…… 「原作を読んで、Kohlhaaseが脚本を書いてくれたらと思った。 なぜなら彼は、ちょうど原作者MeyerがDDR(旧東独)以降のベルリンを過ごしたような年齢の時に、ベルリンの戦後〜社会的な大変革があった時〜を過ごしたから。2人とも混沌の中で大人になったんだ……」 ますます映画に興味が湧いてきました! そして、「taxi」 現在のイラン政権に対して批判的だと、現在映画製作を禁じられているイラン人映画監督、ジャファール・パナヒ監督の新作です! ![]() 2010年に自宅で逮捕されたのですが、その後20年の映画製作禁止令が出され外国への渡航も禁止されました。それを受けて、2010年にはベルリン映画祭の名誉招待客として、また2011年には彼を審査員に選びベルリンへ招待。パナヒ監督の自由への戦いを応援したのでした。渡航は許されなかったのですけれどもね。2013年には軟禁状態を逆手にとって室内劇にしたてた「Pardé/Closed Curtain」を発表。そして今回は、タクシーの運転をしつつタクシーのダッシュボードに取り付けたカメラで撮影した映画。とことん!映画監督なんですねえ。 見たい!! タクシー運転手は、ありとあらゆる背景、年齢、国籍を持つ人たちとほんの短い間だけ、密室に閉じ込められるわけです。その短さから、乗客も運転手も口が軽くなり、身の上話を聞かされたり、ぎょっとするような話が出て来たり。「旧東独の高官で、北朝鮮の地下鉄開通日に俺だけのだめに電車が走ったんだぜ!」と自慢されたこともありました……。意気投合して、一緒にお薦めの屋台にご飯を食べに行ったりも。タクシー運転手を主人公やテーマに据えた映画や小説が多いのにも納得です。 「車の運転ができればすぐ仕事ができる(わけではないと思うのですが)」ということか?ドイツでも移民の人が多いです。 ![]() この映画の監督は、NYを拠点に活躍する、福永壮志監督。 編集の仕事でリベリアのゴム農園のドキュメンタリーを見て、この映画のアイデアを得たそうです。 CiscoはNYに来て働いてお金を送り、順調にいくかと見えたのだが、人数も少ないNYのリベリア人コミュニティで、以前少年兵の仲間だった知人に出会ってしまい…… 複雑に過去が絡んできます。 そして、ドイツの若手映画監督の作品をずらりと紹介するPerspektive Deutsches Kino。 気になっているのは、Nikias Chryssos監督の「The Bunker」 ![]() アルバニアに残るある風習をテーマにした映画ですが、奇しくも同じ風習をテーマにした映画がコンペに出ています。「Vergine giurata/Sworn Virgin」Laura Bispuri監督、こちらも見たいと思っています! ![]() 楽しみです!
by berlinbaubau
| 2015-02-06 08:01
| 映画、だいたいドイツ
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