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ブログ、ちょっとご無沙汰していました……。
こんなのろのろブログ、見て下さっていた方、本当にありがとうございます!! ベルリンでも、先週、8月12日から新学期が始まりました。 ドイツでは州ごとに休暇のスタートの日をずらしているため 新学期が始まる日も違います。 最も早いのがハンブルクで、8月1日から。 バイエルン州は9月12日で、北から南へ、日に日に新学期が始まっていきます。 新学期がこんなに違うと、ちょうど夏休みの時期に南から北へ引越した子は夏休みが短くてかわいそうなことにならないか? と余計な心配をしてしまいますが、、 それはさておき新学期、ドイツではピカピカの1年生たちが入学するこの時期、 街中で見かけるのが、「シュール・テューテ 学校袋」と呼ばれる円錐形の入れ物。 紙やビーズといった工作用品を販売しているお店や画材屋さんの店先にはもちろん、 デパートの文具売り場、 お菓子屋や、銀行の待合室にも。 さて、これは何でしょう? 知らない人にとっては、ほんと謎の物体だと思うのですが まさにその瞬間を高級デパートKaDeWeの文具売り場で目撃。 家族連れのフランス人観光客が、一体コレは何に使うものなのかと話し合ったあげく……… あ、かぶった! …… 瞬間をあわててパパラッチ。すてきすぎる後ろ姿!!すみません! 「マドモワゼル!」と店員さんに怒られ、すぐさま脱いでいましたが、 彼らは結局何だったのかはわからないまま、頭をかしげつつその場を立ち去っていったのでした……。 確かにこの形、とんがり帽子かと思いますよね。 逆さまに展示してあったし……。。 実はこれ、 就学時に子どもたちに贈られるプレゼント。 お菓子がいっぱいに詰まった袋なのです! テューテ、袋というのですが紙を丸めた円錐形の入れ物で 上にクレープ紙か薄い布がついていて、それをひねって蓋をする作り。 贈るあてもないのに、可愛いのを見かけるとつい買ってしまうのは、 このシュールテューテが、とても思い出深いものだから。 以前HPでも書いたのですが→新入生が持つお菓子の袋 エーリッヒ・ケストナーの「わたしが子どもだった頃」に出てきたお話。 お母さんはクラスの他の誰よりも大きな“シュールテューテ”に、めいいっぱいお菓子を詰め込んで贈ってくれ ケストナーは誇らしくてたまらなかったのですが最後はやぶけてしまい…… というお話。 ベルリンに来て、初めての夏。 この三角袋を目にした時、10年以上(その当時)も前に読んだこの話の挿絵が、はっきりと目の前に蘇りました。 ココしか鮮明に覚えていないあたり、我ながら食い意地がはっているなあと思いつつ 私にとっては、この姿が見えないと夏が来た気がしないほどのドイツの風物詩のひとつ。 俳句がドイツにあれば季語にしてほしいくらい。 夏場にドイツに来る方は、ぜひ探してみて下さい!
by berlinbaubau
| 2013-08-19 06:51
| ドイツのこと
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