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10年前くらいから、蚤の市で見かけると細々と集めていたのが東ドイツの切手。
物資が少なかった東ドイツの中でも もちろん、私みたいな何かを集めなければ居られない!という コレクター魂をもつ人たちは居たわけで(笑) そういう人たちは ビールのコースターや、マッチラベル、切手なんかを集めていたそうです。 「コレクターズエクスプレス・切手」なんていう切手の専門誌もありました。 東出身で、切手のコレクションをしてた友だちはしかし 「どちらかというと珍しいのは西側の切手だから、 西側の親族から手紙が来たりすると、丁寧に剥がして集めてたよ」 と言っていましたが、、東ドイツの切手も、素敵なデザインが充実しています。 東ドイツの切手の魅力は、 もちろん「東欧的なグラフィックデザイン」にもあるのですが 国のイベントをテーマにしたデザインや、見本市などをモチーフ いかに自国がちゃんとした商品を作っているかという宣伝だったり 政府の要望— 例えば、子ども達による労働を推奨するとか、、政治的なデザインのものも多く、切手を見るだけでも東ドイツという国の一面が垣間見えて面白いです。 私がつい買ってしまうのは、 ありちゅんさんのブログでも話題になっていた童話シリーズと ベルリン関連、オリンピック&飛行機もの。 童話シリーズは、1966年から1985年まで毎年様々なモチーフで発行されていたそう。ちなみに、1959年から1967年まで西ドイツ郵便でも、童話シリーズを発行しています。 私が最初に見つけたのは、ヴェルナー・クレムケが描いた1984年発行のもの これはグリムの白雪姫ではなく、 アレクサンドル・プーシキンが書いた「Das Märchen von der toten Prinzessin und den sieben Recken」(亡くなった王女さまと7人の勇士の童話) を元にしています。 ![]() それから、5年前くらいに見つけた1964年発行の子ども番組「Meister Nadeloehr」シリーズの切手! ![]() 東西統一後も唯一生き残った東ドイツのキャラクター、サンドマン(右から2番目)も登場しているんですが、私のツボはピティプラッチュ(真ん中の) 一見、コーヒー豆か何かのような真っ黒い物体ですが(笑)精霊らしいです。 大大大好きな東ドイツのキャラクター。見かけると、もう持っているのに絶対買ってしまう1枚……。 ピティプラッチュのコレクションについては、また改めて。 そして、こちらは東ドイツではないのですが モスクワオリンピックのキャラクター、ミーシャの切手。 ![]() ミーシャはバッチも色々持っているので、いつかまとめてコレクターボックスに入れたいんですが…… なかなか準備できずそのままになっています。 ![]() 東ドイツの民族衣装の切手なんかは、布と一緒に額に入れて飾ってみたい! 最後は、こちらも見かけると絶対買ってしまう1枚。 ![]() テレビ塔です。 真ん中が切手なのですが、これは周りをちぎったらもったいない…… このままバーンと貼って送ってみたい1枚です。 東ドイツの国営航空、インターフルッグや、オリンピックものも集めているものの1つ。玩具デザインや、民族衣装なんかも素敵で……と切手話は尽きない……ので本日はこの辺りで。 切手好きの必読本IT’S A STAMP WORLD!―切手に恋してでも、いろんな東ドイツの切手が紹介されてます〜
by berlinbaubau
| 2011-06-21 00:18
| ドイツのこと
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