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のんびり更新にも関わらず、
読んで下さっている方、本当にありがとうございます! 自分メモ程度に、少しブログを書きたいと思います…… 残念ながら、今年も家問題はまだまだ続いております。 ベルリンの家賃はうなぎのぼり。家が見つからない問題も激しくなっているようです。 不動産屋は、「ミッテに近い」「交通の便がいい」「アルトバウ」という利点をあげつらって、ついに共益費の水増しだけでなく、ついに家賃値上げを強行。 ドイツの法律で、家賃値上げは「最大3年以内に2割」まではOKと決まっているのですが その範囲内最大、2割増し、の家賃値上げに同意してサインしろ、 そうでなければ訴えますという手紙がやってまいりました…… 今回は回答の締め切りまで指定、強気な感じです。 ただこれも「3年以内に2割」は法律的に許されている範囲だとしても 家の状態や立地条件によって、不動産屋が賃貸者に対して要求して良い家賃のリミットが存在するんですよね。うちの場合は、立地条件(4車線の道路に面している、1階が賭博場であるなど)や 家の状態(カビ、雨漏り、鍵の故障)などがあるため、これを盾に、値上げを不当とすることができます。 賃貸人団体にアドバイスしてもらいに行って、妥当とされる額を割り出してもらい、 手紙をまとめます。 ここで大事なのは、「必ず受取通知をもらうこと」。 そうでないと、不動産屋が手紙を受け取っていないとして、「返事もなく理由もなく家賃値上げを拒否した」と訴えることができちゃうからです……。。。 そうこうしているうちに、突然全館で温水がストップ。 まだ暑い時期ではありましたが、シャワーもなにも全て冷水というのは厳しい…… 階下には生まれたばかりの赤ちゃんがいて、その横には歩行が困難という要介護のおばあさん。 皆で話し合って、いっせいに問い合わせを出すことにしました。 ただ管理団体は、最近問い合わせ用の電話番号をホットライン形式に変えたため 管理している人に直接文句が言えません。 電話をしても、事情のわからないコールセンターの人が出てきて「苦情は担当者に転送します」とお決まりの答えのみ。 それでも、1人が文句を言うのと住民全員が文句を言うのでは対応が違います。 ……しかし案の定、何も連絡がないまま1週間後に突然暖かく濁った水が。 「家賃から、お金を引かないと!」と皆文句を言っていましたが、、、 実は停電や暖房、ボイラー故障といった、こういった問題は住民にとっては本当に負担が大きいのに、家賃から天引きできる額はほんと雀の涙なんですよね……。 階下のおばあさんは、度重なる問題にぐったりしていて 「私たちを追い出す嫌がらせなのよ…」と涙ぐみ、その時は本当に管理団体に対して怒りがわきました。 屋根の雨漏りや壁のカビ、自転車置き場のドアの鍵が壊れているのも、1年以上も放置されっぱなし。 自転車置き場のドアの鍵は、 隣人数名で鍵の調子が悪くなったと苦情を言ったところ、 ↓ 突然、どんな鍵でも、ぶっちゃけボールペンだってひっかければ開いてしまう、穴の大きな鍵に取り替えられる。 ↓ ただ、これだと鍵の意味をなさないので、盗難防止のためにもまともな鍵にして欲しいと苦情 ↓ 8か月放置 ↓ 突然「鍵の修理人です」と言う人が現れ、ドアの鍵を変える。 ↓ 変えた鍵が、誰の鍵にも合わず、住民全員が自転車置き場から自転車やベビーカーが出せなくなる。 ↓ 苦情 ↓ 1週間後、再び同じ修理人が現れ、「お金がかかるので、当分はこれで」と何にでも合う穴の大きな鍵を再びとりつけ(あんなに共益費とってるくせに!) ↓ 修理人の手数料が家賃に加算される…… と、悪いジョークなのか?!というような、無力感に襲われるやりとりが…… しかしこういった不具合も、実際家賃から天引きする!となると、手紙を書く時間が惜しいわ!というような額になってしまうんですね。 さらに最上階の人の雨漏りや、その下の人のカビ問題はけっこう深刻。 カビについても、苦情を言って1年間何も返事がなかったのに 突然、屈強な工事の人がバール状の え〜と……壁を壊されても、問題の解決にはなってないんですが(笑) あ〜 本当に、家をなんとかして下さい、とお祈りしたくなるほどです。 とはいえ 日々住民間の結束が強くなり、夏場はガーデンパーティを開催したり、グリルをしたり コンサートや展覧会に行ったりと、楽しいことも。 良い隣人に恵まれ、団結できる機会ができたのはGlück im Unglück、不幸中の幸いです!
by berlinbaubau
| 2015-09-07 06:41
| ドイツのこと
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