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日本で非常に人気のあるフェルメール。
アメリカ、オランダに次いで、 フェルメール作品が多いのが実はドイツだったりします。 ベルリンの絵画館には、 「真珠の首飾りの少女」(これが今、日本の「ベルリン国立美術館展」に行っているもの そして「ぶどう酒のグラス」の2作品、 ドレスデンの絵画館に 「取り待ち女」 「窓辺で手紙を読む女」 ブラウンシュヴァイクにあるヘルツォーク・アントン・ウルリヒ美術館に 「ワイングラスを持つ娘」。 そして、フランクフルトのシュテーデル美術館にある「地理学者」! ことりっぷでは フランクフルト、ベルリン、ドレスデンの街を取り上げていますので ドイツにあるフェルメール作品と、このシュテーデル美術館にスポットを当てたガイドページも盛り込みました! 明日、火曜日8時から放映される、 BS JAPAN 欧州 美の浪漫紀行でも このシュテーデル美術館の番組が放映されます! シュテーデル美術館は、ベルリンの絵画館などと異なり、王族のコレクションではなくて一人の銀行家、一市民が集めたコレクションという、当時はまだ新しい背景によって創設された美術館。 この当時はまだこういった市民のコレクションが「美術館」となるのはあり得なかったのだそうで、 このシュテーデルさんも、「大学を作り、その大学の生徒たちが参考にするためのコレクション」として寄贈をしたのだとか。 ……その辺の創立の背景も紹介されます。 シュテーデルは昨年末にリニューアルオープンしたばかりで、 2月には現代アートの新館をオープン!(こちらはまだ足を運べていないのですがきっと面白いはず……) 各地の流派によって壁の色を塗り分け、古典絵画、近代ともに時代背景の違う彫刻作品と絵画作品を、同じテーマで切って対比させたりと 展示方法が非常に興味深い美術館です。 個人的に面白いなあと思ったのは、 ナチスが「退廃芸術」とレッテルを貼った作家たちの作品とともに、 その当時ナチスが「良し!」としていた作品群も並べているコーナーがあったことです。 「退廃芸術」とされた作品の中でも、無事残ったものは 戦後、非常に高く評価を得たわけですが、 その当時良いとされていた作品については、逆にいままで誰もあまり触れてはいなかったと思います。忘れ去られた、こういった作品をあえて並べ、目にする機会を作るのは非常に面白い試みだと思いました。 ……ご興味があるかたはぜひ、番組、ガイドブック そしてフランクフルトに乗り換えで来た方も、ぜひお時間をとって足を運んでみてください〜!! なお、「真珠の首飾りの少女」は6月13日から開催される、ベルリン国立美術館展でも展示されます! 、現在はベルリンの絵画館ではなく国立西洋美術館、また、10月9日からは九州の国立博物館にて展示予定です!
by berlinbaubau
| 2012-06-11 17:39
| ドイツのこと
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