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写真は、金曜日に行われる「ブランデンブルグ門が丸ごと映画館に!!」の準備。
こんなのがあるから、ベルリン映画祭は面白いです。 さてさて SABU監督の「蟹工船」、見て来ました〜 幸福の鐘 でも書いたのですが、SABU監督はほんと人気。 プレス用の上映だったのですが、立ち見も出るほどの盛況ぶり。 「幸福の鐘」はもちろん、「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」「MONDAY」「DRIVE」などでドライヴ感覚あふれる、突っ走る映画!!を出しまくっていた監督。彼が、小林多喜二のプロレタリア文学「蟹工船」を映画化?!小林多喜二の小説は、このところ漫画化もされてますが、こちらはビミョウな絵が話をめちゃくちゃにしている感もありましたが、、映画はかなり熱くなりそう………と期待。 (ネタバレあり……) 隠れていた人がそっと顔を出し、ぎょろりと目を動かしているシーンから、大量のカニ、巨大な歯車……始まりのシーンは期待をうらぎらない、シュールな濃口つゆだくな感じ。 しかし話が進んで行くうちに、SABU監督はいったい何を撮りたかったのかなあ?と疑問を抱いてしまいました。 小説の筋立てなどを完全に追っているというよりは、「船の中に閉じ込められる」などのシュチュエーションを借りているだけ、という感じ。時代を確定させるような説明はなくて、ちょっと近未来っぽい雰囲気。ドイツの雑誌ではフリッツ・ラングの「メトロポリス」を思い出させるセットと書いてあるものもありましたが、そんな感じ。 どろどろで劣悪な環境はサラッと描かれ、ロシア人のコサックダンスとか、怪しげな中国人とか、笑っちゃう来世の幻想が入るところでは「ギャグで持ってくつもりなのかな?」と思ったりしたのですが、 それにしては、つくりが真面目すぎるというか……で最後はシリアス調?? もっとハチャメチャでいいでしょっ。 もしかしたらいつもは「疾走」するところが 今回は、船の中に閉じ込められて、ちょっと発散できなかったとか? 個人的には 松田龍平が撃たれるシーンで、「なんじゃこりゃああ!」とこっそりアテレコしたり(すみません。。だって、間が、、なんか似てたんですよ) 変わった顔の役者さんがいるなあと思って見てたら、柄本明の息子さんだったり(柄本時生) 根本役の高良健吾がかっこいいなあと思ったり、(彼、ケンタとジュンとカヨちゃんの国にも出てるんでした!!!) 男性のみの蟹工船、BLにもなるなと勝手に想像を膨らませたり、、 それなりに楽しい部分もあったんですが(自分だけ)、、 SABU監督だからこそ、もっと面白い映画にできたと思いました。 俳優がすてきだったので、、10点満点として、5くらいでしょうか。 DVDだったら借りても良いかも。まだ評は出てませんが、ドイツ人がどう見たのかも気になります。 (批評はその時の気分と私の 個人的な好みによるものです。ご了承下さい。) ちなみに、松田龍平さんは今回ベルリンにはいらっしゃいませんが 弟の松田翔太さんは、ベルリンに来るみたいです!!!(ケンタとジュンとカヨちゃんの国) 他、 吉永さゆりさん、 若松孝二監督の「キャタピラー」主演、 寺島しのぶさん(きゃー〜!!)大西信満さんもいらっしゃる予定のようです。 と、なると、やっぱり舞台挨拶がある一般公開に行きたい私なのでした。
by berlinbaubau
| 2010-02-12 07:42
| 映画、だいたいドイツ
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