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『ドイツってきちんとしているんでしょう?』
ドイツに住んでいると良く言われる言葉の1つですが ベルリンに来てから このイメージが180度と言っていい程ひっくり返されました。 全体的にルーズなうえ、 ドイツ鉄道やテレコム、郵便局など、 いわゆる『公的な』機関のシゴトっぷりのひどさには 9年以上暮している今も、驚かされることが多いです。 郵便局の対応はかなり昔に比べると改善されてきているとは思うんですが 相変わらず、やってくれるのがDBことドイツ鉄道さんです。 世界陸上の開催前、7月中旬、突然Sバーンが全面ストップ。 オリンピックスタジアムへ行く交通手段はもちろん、通勤の手だても裁たれ どうするんだ!?とパニックになりました。 ベルリンの東西を結び、市内を縦断する一番使われている路線が、全てストップ。 山手線みたいな環状線、リングが20分置きの運行。 やっとこさ来た電車も東京並みの混雑ぶりで、1本見送って、なんてこともありました。 3週間ほどしてだったか、かなり復興して 通常に行き来できるようになっていたのですが、 9月7日夜、IFAという大きなメッセの開催期間に、ピッタリ合わせたかのように 再びSバーンが全面ストップ。 私はわりと自転車で動くことが多いので あまり被害は被っていないのですが、 BVG(ベルリン交通)のサイトで、『緊急プラン』をダウンロードしてみると わらっちゃうほど『×』の嵐。 東西線だけでなく、環状線の一部もストップ、 緊急プラン、って、走ってないんじゃん! レギオナルバーン(近距離を結ぶ快速みたいな電車)に乗って アレクサンダー広場、動物園駅間を移動、その後はバスを使うなど ベルリンに住んでいる人でも 地図を見たりBVGのサイトをチェックしたりして なんとか目的地にたどり着くという状態。 そして、相も変わらず無愛想な駅員たちに翻弄される乗客や観光客……。 このカオスの原因は、BVG(ベルリン交通)ではなく DB(ドイツ鉄道)。 Sバーンの車輌の大多数の安全性の欠如が指摘されたことによるものなのです。 ドイツ鉄道は、2013年〜14年に株式市場に上場しようとしており それに伴って、人員削減や点検工場の閉鎖などを行っていたそう。 点検する人員も、工場も減らされて 多くの車輌がちゃんとチェックされない状態のまま 放っておかれていた〜 もしくは、点検をしたという書類を詐称していた、、 という話なんですね。 この大カオスにより、ベルリン市は 9月分のSバーンへの支払いを いままでの二千万ユーロから千五百万ユーロへ減らし、 さらには裁判を起こすという話もあり、 さらには一斉点検の費用もかかりますし、、 経費やら人員削減をしようとして、逆に大金がかかるわ 評判は地の底に落ちてしまうわ…… ああ、またドイツ鉄道、やっちゃったのね……。 馬鹿な子ほど可愛いとは言いますが、 あまりの駄目っぷりには、同情の余地無し……。。 やっぱり、自転車が一番ですね。 安いし、エコだし、体力もつくし。。。
by berlinbaubau
| 2009-09-20 18:09
| ドイツのこと
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